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福岡!企業!元気!のための許認可事業のココロエ 《平成26年5月号》
貨物自動車運送事業安全性評価事業(Gマーク制度)について4

  今回で4回目となったGマーク制度のご紹介ですが、前回まではGマークを取得するしないに関わらず全事業者が遵守しなければならない事項を取り上げました。今回からは「安全性に対する取り組みの積極性」について取り上げていこうと思います。

【「1.事故防止対策マニュアル等を活用している」について】
○ 判断方針
 ・輸送の安全に係る事故防止に資するマニュアルの策定及びそのマニュアルの日常業務への活用状況を判断します。

○ 判断基準
 ・マニュアル又はこれに準ずる規程等が策定されていれば加点の対象になります。
 ・自社(事業所)又は事業者(本社)で作成したものを活用しているか、既製品のものを活用しているかは問われません。国土交通省が作成している「自動車運送事業者が事業用自動車の運転者に対して行う一般的な指導及び監督の実施マニュアル《第2編 応用編:一般的な指導及び監督指針の解説(詳細版) 」がお勧めです。

○ 除外事項
 ・フォークリフト等構内作業、荷扱、荷卸作業等に係る手順書等は加点対象になりません。
 ・マニュアルは、内容にいて確認され、タイトルが「事故防止マニュアル」と付けられていても内容が判断基準に適合しない場合は加点対象になりません。
 ・表紙又は目次のみの資料の添付は、具体的内容が確認できないので加点対象になりません。
 ・ 「1点付与」に該当する資料を2種類添付しても、2点の評価になりません。
 ・運行管理規程等、法令により作成が義務付けられているものは、加点対象になりません。

【評価される具体的内容とは?】
事故を未然に防ぐため、安全運転に必要な基本的知識や科学的知識及び健康管理を取りまとめたもの並びに安全運転意識の向上策をまとめた事業用自動車の運転者に対するマニュアルを確認されます。

○ 2点付与されるもの
下記参考例について、 図解、 写真や具体的事例により快セルされた内容が多数盛り込まれたものについて2点付与されます。

 ・事故発生の状況・・・大型車の事故発生割合、事故の特徴、発生時間帯等
 ・運転マナー ・・・譲り合いの気持ち、子供や高齢者等への配慮等
 ・トラックの特性・・・車間距離、視界、内輪差、車幅、死角等
 ・速度特性 ・・・衝撃力、遠心力、停止距離、進行距離、ハイドロプレーニング現象、視野、安全な速度と車間距離等
 ・安全運行確保 ・・・過積載の防止、飲酒運転の防止等
 ・積載方法 ・・・積載制限、積み付け方法、固縛方法等
 ・運転方法 ・・・交差点、単路、カーブ、坂道、踏切、高速道路等での運転及び走行方法等
 ・体調管理 ・・・疲労防止、連続運転、休憩時間、健康管理等
 ・気象条件 ・・・雨、雪、濃霧、風、荒天等
 ・日常点検 ・・・点検整備の必要性、日常点検のチェックポイント

※ 事故を防止する目的で作成されたものを主として評価しますので、 事故発生後の対応については2点満点となりません。

○ 1点付与されるもの
上記具体的内容が含まれていない文書、規程、手帳、マニュアル等については1点付与です。
 ・事故処理、事故発生時の対応マニュアル。
 ・規律、心得の活用
 ・危機管理マニュアル
 ・緊急時対応マニュアル など

回答者 特定行政書士 久々宮典義
一般貨物運送業 建設業 建設関連業 産廃収集運搬業 宅建業などの各種許認可申請
くぐみや行政書士事務所  特定行政書士 運行管理者(貨物) 久々宮典義
〒815-0032 福岡市南区塩原3 丁目22-11 ラフォーレ大橋104
TEL 092-213-0606  HP : http://www.kugumiya.com/
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