おもしろ知財ツアー

                     前へ<<               >>次へ
福岡!企業!元気!のための法律ワンポイント 《令和5年7月号》
おもしろ知財ツアー79

弁理士の高松宏行です。今回は機能性とデザインを両立した登録意匠の例をご紹介します。意匠は物品の美的外観を保護するもので、デザイン特許と呼ばれることもあります。

下の図面は、物品名を「また板」とした登録意匠です(意匠登録1687491号)。
「意匠に係る物品の説明」には、次のようなことが記載されています。
「本物品は、主にピザのような、平面視すると円形の食べ物を切断する際に使用するまな板である。まな板の平面上に、カットの際の目安となるカットラインが設けられている。また、ハンドル部はヒンジ構造によって上方に折り曲げることができ、テーブル等の上に載置した場合でも、まな板全体を取り上げ易くなっている。」

まな板A
まな板B
ご覧のとおり、見た目はシンプルですが、円形の食べ物(ピザ等)をカットするカットラインをデザインの一部として利用し、カットのし易さ(機能性)とデザイン性を両立させた典型例といえます。
意匠登録が認められるためには、複雑で凝ったデザインである必要はありません。
登録査定率も他の法域に比べて高いです。
特許はハードルが高いという方、意匠登録はいかがでしょうか?

 今月は以上です。

回答者 弁理士 高松 宏行
高松特許事務所
弁理士 高松 宏行
〒810-0041 福岡県福岡市中央区大名2-4-30 西鉄赤坂ビル7F
電話092-711-1707 FAX 092-711-0946
                     前へ<<               >>次へ
おもしろ知財ツアーリストに戻る