土地家屋調査士の仕事って?

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福岡!企業!元気!土地建物のワンポイント 《平成23年11月号》
土地地積更正登記

 土地地積更正登記とは土地登記事項証明書(土地登記簿謄本)に記載された土地の面積(地積)に相違があるときに申請する登記です。
 平成近年の測量をした土地で、かつ座標形式で面積が記載された区画整理図や地積測量図などが法務局にあれば、ほぼ地積更正登記の必要はないのですが、昭和時代の図面や図面が無い土地に関しては地積更正登記が出来る土地と言えます。
 特に先月の分筆登記が昭和時代にされていたりすると、残地処理(必要な土地だけ測量して残りの土地は測量していないこと)になっているため、昔の測量技術で測った土地の誤差が残りの土地に集約されてしまいます。
 このような場合当然のことですが、残地である土地の面積は登記簿記載面積から増減があり、必ずと言っていい程、地積更正登記出来る土地であることがわかります。
 この地積更正登記のメリットは現在の測量機器で測った正確な面積が登記されるということと、不動産取引における実測売買が出来るといったことです。当然に土地境界もはっきりします。
 実際は登記簿面積に足りてない場合や、反対に登記簿面積より多い面積の土地も実務ではよくある話で、登記簿に面積が記載されているからといって鵜呑みには出来ないことと理解することが非常に大事なことです。

土地地積更正登記
回答者 土地家屋調査士 福田 憲太郎
福田土地家屋調査士事務所
土地家屋調査士 福田 憲太郎
福岡市対馬小路4-1-101
TEL092-263-5051 FAX092-263-5041
HP: http://www.tochi-con.jp
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