リスク法務実務研究会は、弁護士、税理士、社会保険労務士、司法書士、行政書士、不動産鑑定士、土地家屋調査士、弁理士、ファイナンシャルプランナー、保険代理店等の各種専門家によって構成する任意団体です。

土地家屋調査士の仕事って?
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双方の同意によって境界を動かすことができるか? |
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双方の同意によって境界を動かすことができるか? 今月は合意の境界はありうることか考えましょう。
下図をもとに説明します。 ![]() 境界 土地には原始筆界と呼ばれる、本来の境界が存在します。境界は法律用語で筆界(ひっかい)と呼ばれます。 不動産は登記簿に記載されている情報のみ、他人が知ることができます。地積測量図のような図面も同様です。よって、他人は合意によって動かされた境界は知ることができません。そのような土地は取引に支障があるため、明瞭な不動産売買はできません。
きちんとした取引を行うには、上記図面の本来の境界が1から1'で2から2'のような境界にしたいのであれば、B地を分筆し、A地所有者に分筆部分を移転登記するしか方法を取ります。 今月は以上です。 回答者 土地家屋調査士 福田 憲太郎
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