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土地家屋調査士の仕事って?
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不動産登記法上の建物の階数について |
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【はじめに】
建物の階数とは、一般的な住宅であれば2階建や平家建があります。しかし最近は、中2階やロフトなどいろんな形状をもった建物が増えてきました。それぞれの項目を一般的な不動産登記法の解釈として解説します。
1.中2階ですが、これはその部屋の天井までの高さが1.5mを超えると階数に含みます。
またロフトは建築基準法では、床面積に入らない時代があったため、登記法との矛盾ができてしまい建築確認は2階建、しかし登記簿は3階建になっていることがありました。一番の弊害は3階建になることで、床面積が増えてしまい容積率オーバーの建物になって、建築基準法違反の建築物となり、銀行等のローンが使えなくなることがありました。
現在は手続きの改正もあったようで、そういった状況は見られなくなりました。
ちなみに東京スカイツリーは18階建だそうです。これは法務局との協議により、登記されたということです。隣のスカイツリーより低い建物が、31階建という不思議なものになっています。 今月は以上です。 回答者 土地家屋調査士 福田 憲太郎
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