土地家屋調査士の仕事って?

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福岡!企業!元気!土地建物のワンポイント 《平成26年1月号》
土地家屋調査士と司法書士・不動産鑑定士との違い

【はじめに】
今月は土地家屋調査士と司法書士・不動産鑑定士との違いを説明します

 まず、不動産にかかわる資格で上記の司法書士、不動産鑑定士とありますが、大まかな各士業の業務について説明します。

【司法書士】
 司法書士は不動産の権利に関する業務を行います。不動産の所有権移転の登記、所有権保存登記、抵当権の設定登記、住所の変更、賃借権、地上権、地役権などの不動産登記簿で記載されている甲区・乙区の部分の登記をする代理人資格です。他に商業登記も扱います。

【不動産鑑定士】
 不動産鑑定士は土地建物の価値を判断する業務を行います。
(1)不動産価値を客観的に判断する
土地や建物の「不動産価値=不動産価格」を客観的に判断してから取引を行う場合には、不動産鑑定士に相談する必要があります。つまり、不動産を担保に入れるときや相続などで不動産の価格を知る必要がある場合などは、不動産鑑定士が担当することになります。
(2)財産的側面と物理的側面
おおまかには、不動産鑑定士は「不動産の財産的価値」の判断に重点を置いています。

【土地家屋調査士】
 土地家屋調査士は、土地や建物の位置・面積・用途などを調査・測量して必要な図面や書類を作成し、不動産登記の「表題部」に関する登記申請手続きを行う代理人です。
 土地家屋調査士は「不動産の物理的現況」の判断に重点を置いています。

 今月は以上です。

回答者 土地家屋調査士 福田 憲太郎
福田土地家屋調査士事務所
土地家屋調査士 福田 憲太郎
福岡市対馬小路4-1-101
TEL092-263-5051 FAX092-263-5041
HP: http://www.tochi-con.jp
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