リスク法務実務研究会は、弁護士、税理士、社会保険労務士、司法書士、行政書士、不動産鑑定士、土地家屋調査士、弁理士、ファイナンシャルプランナー、保険代理店等の各種専門家によって構成する任意団体です。

土地家屋調査士の仕事って?
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分筆業務 |
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今月から、1筆の土地を数個に分ける分筆業務の流れを説明します。 1. 土地境界確定測量(実測) 分筆の依頼を受け、その土地の調査を行います。依頼があった土地の登記事項、接する土地すべての登記事項、法務局の公図、また依頼があった土地の地積測量図、隣接地地積測量図すべてを調べます。必要があれば和紙公図、旧図なども調査、取得します。 そして、現地の調査を行います。現地に残っている境界はあるか、また以前が農地であった場合、ブロックの位置、法務局字図との整合性(位置関係・形状)、登記事項からは土地の分筆、合筆などがあったか、などの土地の経緯と合致しているか。など現地と資料において調査します。 それから、現地の実際の測量に入ります。依頼があった土地のみでなく、隣地の地積測量図などがあれば、その図面と現地の整合性、位置も当然含めた測量を進めていきます。
次に、測量したデータをCADソフトで図面を制作します。まず、境界を検討する前に現地の地物(ブロック塀、水路、道路)などを描きます。その後、法務局の地積測量図、公図、登記事項、また現況を加味した判断に基づいた境界を検討します。 今月は以上です。 回答者 土地家屋調査士 福田 憲太郎
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