土地家屋調査士の仕事って?

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福岡!企業!元気!土地建物のワンポイント 《令和元年6月号》
分筆などの測量の範囲

今月は、測量する土地の範囲について説明します。
土地の測量は地積更正登記、土地分筆登記など申請する場合に前もって行います。土地分筆登記で100坪の土地を50坪ずつの2筆に分ける時は、現在では、その100坪の土地全体を測って、境界を判明させ、分筆登記を申請します。
過去、福岡で言えば平成11年頃までは必要な部分の土地の測量、今回で言えば50坪部分を測って分筆登記申請をしていました。
現在では先程説明した通り、100坪全体を測量します。
しかし、3000坪のうち1坪だけ分筆したい場合では特別の事情があると判断できそうですので、部分分筆ができると考えます。
また、裁判のよる判決で土地の一部を取得した場合も、隣地の協力が得られないときに限り、一部分の分筆ができるとされています。
通常業務では部分分筆はほとんどない業務ですが、隣地の立会が出来ないとき、または広大な土地の一部分、などの場合は部分のみの分筆ができます。

 今月は以上です。

回答者 土地家屋調査士 福田 憲太郎
福田土地家屋調査士事務所
土地家屋調査士 福田 憲太郎
福岡市対馬小路4-1-101
TEL092-263-5051 FAX092-263-5041
HP: http://www.tochi-con.jp
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