土地家屋調査士の仕事って?

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福岡!企業!元気!土地建物のワンポイント 《令和2年7月号》
土地の合筆、分筆について

 今月は土地の合筆や分筆について説明したいと思います。
 土地の合筆とは2個以上のならんだ土地を1個の土地にすることを言います。
 合筆登記をすることにより、たくさんある土地を一つにすることができます。
 合筆は制限があり、土地の地目が宅地と田など地目が違う土地同士は合筆できません。
 1個の土地に対し2個の地目を表せないことと、土地の地目の種類をどこまでか判断できないからです。
 また、抵当権などの所有権以外の権利が登記されている場合で同一の権利でなければ合筆できません。先程と同じく、2個権利の範囲を示すことができないからです。
 次に、土地の分筆登記ですが、これは1個の土地を2個以上の土地に分割することを言います。例えば100坪の土地を所有していて、50坪だけ売りたいなど土地を売買する際などに分筆登記は行われます。
 合筆登記をして分筆登記を連続して行うこともあります。様々な種類があると思いますが、基本的には取引においてわかりやすくするためにすることがあります。
 また、土地の分合筆という登記があります。先に分筆をおこない、次に分筆をした土地を別の土地と合筆することを言います。これは登記申請を1件ですることができます。

 今月は以上です。

回答者 土地家屋調査士 福田 憲太郎
福田土地家屋調査士事務所
土地家屋調査士 福田 憲太郎
福岡市対馬小路4-1-101
TEL092-263-5051 FAX092-263-5041
HP: http://www.tochi-con.jp
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