土地家屋調査士の仕事って?

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福岡!企業!元気!土地建物のワンポイント 《令和2年8月号》
建物の合体の登記とは

  今月は建物の合体という登記について説明したいと思います。
 建物の合体とはそれぞれ登記されている建物同士を増築など工事を行うことにより、1個の建物となった場合をいいます。また、附属建物と主である建物を1個にした時や、2個の建物が接しており、その壁を取壊し接続する場合も合体といえます。
しかし、2個の建物が離れており、通路のみで接続した場合は片方の建物の増築となり、合体とは言えません。これは通路のみで不動産登記法上では滞留性がないため、このような処理をいたします。合体の登記がされると、登記完了後には登記識別情報(権利証)が発行されることになります。合体後の登記簿謄本は、新たに作成されるため元の登記は抹消されます。最後に図で説明したいと思います。


合体の登記

 今月は以上です。

回答者 土地家屋調査士 福田 憲太郎
福田土地家屋調査士事務所
土地家屋調査士 福田 憲太郎
福岡市対馬小路4-1-101
TEL092-263-5051 FAX092-263-5041
HP: http://www.tochi-con.jp
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