土地家屋調査士の仕事って?

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福岡!企業!元気!土地建物のワンポイント 《令和5年2月号》
2棟の建物

今月は2棟の建物を接続した場合の登記について説明します。
2棟の建物を建築工事により接続した場合は、その工事内容により違いがあります。
建物同士の間を部屋になるように建築した場合は建物の合体の登記になります。
建物の合体とは、2個の建物がそれぞれに登記があり、2個の不動産を1個にする内容の登記です。
次に、未登記建物2棟を工事により合体したときは建物の合体の登記でなく、建物表題登記をすることになります。
概ね登記の原因は何年新築、何年新築、何年増築のように建物の履歴を登記原因とします。
また、接続する部分が渡り廊下の場合は合体の登記でなく、どちらかの建物の増築で登記を行うことになります。
渡り廊下部分は常に通行する部分のみと考えているため、2棟の建物が構造上1棟の建物とみなされないからです。
増築、合体など登記には手続き方法が異なる場合がありますので、土地家屋調査士などの専門職に相談をしましょう。
  

 今月は以上です。

回答者 土地家屋調査士 福田 憲太郎
福田土地家屋調査士事務所
土地家屋調査士 福田 憲太郎
福岡市対馬小路4-1-101
TEL092-263-5051 FAX092-263-5041
HP: http://www.tochi-con.jp
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