土地家屋調査士の仕事って?

                     前へ<<               >>次へ
福岡!企業!元気!土地建物のワンポイント 《令和6年1月号》
増築について

今月は建物の増築登記について説明します。
既存の建物に接続する形で増築した場合はどのようになるのか考えてみます。
横並びに1部屋増やすような増築の場合は建物表題変更登記という登記を行います。
増築する前の所有者がそのまま所有することになります。
当然ですが、工事費用もその所有者が出資した場合です。

次に既存の建物があり、その横に接続する形で増築したが、所有者の子が建築した場合で考えてみます。
既存の建物はその所有者、増築部分の所有者が子となる場合は、増築部分のみで生活ができて、壁などで仕切られている場合は区分建物に変更する登記を行います。
区分とは分譲マンションのようなそれぞれ部屋ごとに所有権がある不動産のことを言います。

 既存の建物が2棟ありそれを、接続するための増築を行った場合、2棟それぞれの所有者が別であるときは、一般的に建物合体登記となります。
一概に増築といっても登記が異なることがありますので、注意しましょう。     

 今月は以上です。

回答者 土地家屋調査士 福田 憲太郎
福田土地家屋調査士事務所
土地家屋調査士 福田 憲太郎
福岡市対馬小路4-1-101
TEL092-263-5051 FAX092-263-5041
HP: http://www.tochi-con.jp
                     前へ<<               >>次へ
土地家屋調査士の仕事って?リストに戻る