土地家屋調査士の仕事って?

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福岡!企業!元気!土地建物のワンポイント 《令和6年2月号》
相続した未登記建物

今月は未登記建物を順次相続した場合、どのような手続きになるか説明します。
建物を祖父が建築し、登記をせずに父がその家に住み実質の相続人であり所有者であるという場合で父も登記をしていない建物があったとします。

父も亡くなり、子がその建物の相続したときに未登記建物であることが判明しました。
その場合はどのような登記になるでしょう。

答えとして子が相続人で、未登記建物を法務局に申請することができます。
実質的な手続きや必要書類は、相続したことが分かる遺産分割協議書、戸籍謄本などの所有権をあらわす書類が必要となります。

上記の手続きによって建物の登記ができます。
未登記建物である状態ではその建物が誰のものか判明させる手段がないため、金融機関などでの融資が受けられない、また売却がしにくいものとなります。

すべてではありませんが、時代として家屋台帳制度が終わり、登記制度が始まったあとの物件が未登記建物であることが多いようです。   

 今月は以上です。

回答者 土地家屋調査士 福田 憲太郎
福田土地家屋調査士事務所
土地家屋調査士 福田 憲太郎
福岡市対馬小路4-1-101
TEL092-263-5051 FAX092-263-5041
HP: http://www.tochi-con.jp
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