土地家屋調査士の仕事って?

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福岡!企業!元気!土地建物のワンポイント 《令和6年3月号》
測量の期間

今月はいつも測量の関係を書いているので、今回は測量をする実際の期間について説明します。
測量を行い境界確定することが土地家屋調査士の一般業務となります。
概ね、土地は道路など公共の施設に接することが多いと思われますので、役所の境界立会、また、接する民有地との立会が必要となります。
一般的な市道では、申請時から1ヶ月半から2ヶ月程度が一般的な期間です。しかし、市道などの境界に疑義がある場合は協議が必要となりますので、その都度期間は伸びていきます。
また、隣接地との立会がまとまらず、時間がかかることもあります。

次に地番がない土地に接する場合は市区町村により扱いは違いますが、期間が相当にかかる官公署であれば、3ヶ月以上の期間が必要となることもあります。
当然ですが、他の隣接地との立会も必要となります。

通常、境界トラブルがなければ、不動産の売却時に測量することが多いと思われます。
ですので、すぐ売りたくても売れない状況もありえます。
特に隣接地の主張と境界が違う、隣接地の所有者が見つからないなどあったときは筆界特定申請となることもあり、そうなると期間が9ヶ月以上かかることもあります。   

 今月は以上です。

回答者 土地家屋調査士 福田 憲太郎
福田土地家屋調査士事務所
土地家屋調査士 福田 憲太郎
福岡市対馬小路4-1-101
TEL092-263-5051 FAX092-263-5041
HP: http://www.tochi-con.jp
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