土地家屋調査士の仕事って?

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福岡!企業!元気!土地建物のワンポイント 《令和6年12月号》
建物合体登記

建物合体登記とはどのようなものか説明します。
建物が2個以上あり、その建物同士の間に工事などで増築し、1個の建物となったときにおこないます。

合体なのかそうでないのかのケースとして、
1. 未登記建物と未登記建物の間を増築した場合
この場合は建物合体登記でなく建物表題登記を行うことになります。

2. 既登記建物と未登記建物の間を増築した場合
増築による建物表題部変更登記を行います。未登記建物の登記を行い、建物合体登記も可能と思われます。

3. 既登記建物と附属建物の間を増築した場合
こちらも建物表題部変更登記を行います。

4. 既登記建物と既登記建物の間を増築した場合
この場合は建物合体登記になります。

 登記としては建物合体による新しい登記簿を興し、既存の建物の登記は閉鎖します。
このときに既存の抵当権などの権利が存在する場合は抵当権の承諾も必要となります。
建物の増築などについては、様々なケースがあるかと思われます。   

 今月は以上です。

回答者 土地家屋調査士 福田 憲太郎
福田土地家屋調査士事務所
土地家屋調査士 福田 憲太郎
福岡市対馬小路4-1-101
TEL092-263-5051 FAX092-263-5041
HP: http://www.tochi-con.jp
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