財務会計の散歩みち

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福岡!企業!元気!のための財務会計ワンポイント 《平成29年7月号》
経営と会計のつなげ方(その2)

 ● 売上 2 千万円。粗利が20%。
 ● 経費が100万円
 ● 人件費が、200万円
 儲けは、いくらですか?

問題A
 これは、四則演算で計算できます。
 売上高2,000万円×粗利20%=売上総利益400万円
 売上高2,000万円−売上原価 X=売上総利益400万円
 ∴ 売上原価=1,600万円
 営業利益=400万円−経費100万円−人件費200万円=100万円
 問題文にはありませんでしたが、中小企業の場合、法人税は、概ね利益の26%〜28%
 程度と言われます。
 仮に、28%で計算をすると、当期利益まで計算できます。
 回答を以下に示します
問題B
 以上は、経営がわかっていなくてもわかる会計の話です。
 次は、経営から会計を導きます。
 この年は、平均単価2,000円の商品を概ね1万個販売しました。
 商品1つ当たりの包装費や配送費が50円かかります。
 本社の地代や光熱費が、年間50万円かかります。
 役員、従業員は、ほぼ固定メンバーで運営しています。
 平均預金残高が300万円ほどで、預金利率は0.01%程度です。
 借入金が、500万円あって、借入利率は、2%程度です。
 今年になって、1万2千個商品が販売できました。
 損益計算書は、どうなるでしょうか?
問題C
 今回も、問題です。
回答者 公認会計士 松尾 拓也
如水監査法人・如水税理士法人
如水コンサルティング
パートナー
公認会計士・税理士 松尾 拓也
福岡市中央区赤坂 1 丁目 12 番 15 号 福岡読売ビル 9 階 如水グループ内
TEL092-713-4876 FAX092-761-1011
e-mail:info@matsuo-kaikei.com
※当記事は、著者の私見であることをお断り申し上げます。
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