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福岡!企業!元気!のための年金ワンポイント 《令和3年12月号》
障害年金・遺族年金よもやま話〜年金がもらえる確率!〜

これから障害年金を申請しようと思っている方は、ご自身がもらえるかどうかが一番不安で気になる事だと思います。
私は思うのですが、納付要件、障害の程度、提出する書類に不備や漏れがなければ審査はスムーズにいき、受給可能性は8割や9割になるのです。障害の程度が等級ぎりぎりの一部の方が不支給になることはあるでしょう。まったく何の知識もなく、提出すれば通るかと思い、言われるがままに出したところ初診日が違っていた、非常に軽い障害状態だったので、最初から
受給は無理だったが、ダメもとで出してみたら案の定不支給になったという方もいらっしゃるでしょう。 手前味噌ですが、私が仕事として受けている案件は、費用が掛かることから簡単な案件はさほど多くありません。初診日の病院が廃院になっていた、前回不支給だった、傷病名が認められにくいものだ、医師が診断書を書いてくれない、複数の傷病があるからどう進めたらいいかわからないというような何らかのハードルがあるものばかりです。それでもお引き受けした案件の9割ほどは受給出来ています。

さて、信頼できるデータによりどれくらいの確立でもらえるのか知りたいと思われる方もいますので、参考のために令和2年度障害年金業務統計をご紹介します。

○令和2年度新しく提出された障害年金の件数は、基礎年金と厚生年金合計で118,831件
○結果は、障害基礎年金で73.4%が2級
○診断書種類別支給件数では,63,9%が精神障害・知的障害。2番目が肢体障害で18.3%
3番目が腎疾患・肝疾患・糖尿病で6.3%

○決定区分別件数
障害基礎年金75,470件
1級13,012件17.2%
2級55,403件73.4%
非該当7,055件9.3%
障害厚生年金43,361件
1級4,055件9.4%
2級17,730件40.9%
3級18,842件43.5%
障害厚生年金305件0.7%
非該当2,429件5.6%

いかがでしょうか?もらえる確率は高いでしょうか、それともあなどれないと感じましたか?
非該当、つまり認められなかったのが9.3%と5.6% 合計で14.9%です。
ただ、公表されていませんが、却下といって提出された書類に何らかの問題があり、審査する前に、門前払いになっているものも一定数あるのです。
こういった件数を含めると、初回にきっちりとした書類をそろえて提出する事は非常に大事なことになります。

回答者 特定社会保険労務士 堀江 玲子
老齢・遺族・障害年金・脱退一時金・労災・加入記録の調査、手続き等
堀江社会保険労務士事務所
特定社会保険労務士 堀江 玲子
福岡市早良区西新4-7-10西川ビル304
TEL092-836-8238 FAX092-836-8239
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