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〜障害年金と生活保護〜 |
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今月は、病気やけが等の様々な理由により働けなくなり、収入が途絶えてしまった場合、生きるための最終的な支援制度としての生活保護についてお話しします。また、生活保護と障害年金の関係性がどうなっているか触れます。
(生活保護の金額)
(申請の流れ) ※自動車の保有について・・・全く認められないというわけではなく、自動車を利用しないと通勤が困難な場合、障害者が通勤に欠かせない場合、保有することが社会的に適当な場合は認められています。
(生活保護と障害年金)
生活保護受給中の方で、障害年金に該当しそうな方がいます。仮に障害年金を受け取ることができたとしたら、国から支払われる障害年金が優先的に支払われ、差額が生活保護から支払われます。つまり、今まで月に10万円の生活保護を受け取っていたとして、障害基礎年金2級65,000円と福祉的な年金生活者支援給付金5,000円を受給できるようになれば、生活保護はその差額の30,000円となります。 世間では、生活保護受給中の一部の方の不正受給を切り取って非難する方もいますが、実際には、『漏給』といって本来生活保護のセーフティーネットに入らないといけないのに、漏れている方達のことが問題となっている現実があります。 回答者 特定社会保険労務士 堀江 玲子
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