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許認可事業のココロエ
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一般貨物自動車運送事業の新規参入基準の強化 |
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9月3日に国土交通省において、 一般貨物自動車運送事業の新規許可申請における処理に関する通達の一部改正に関するパブリックコメントの募集が公表されました。
【改正の背景 】
【改正の概要 】
@ 許可申請時において必要となる所要資金額の確保に関する基準の引き上げ
・ 事業の安定的な経営を行う観点から、 自己資金が所要資金の2分の1以上に相当する金額以上としていた基準を所要資金全額の確保をするように引き上げる。 ( 「2分の1以上」という規定を削除)
A 事業者が加入すべき任意保険等の保険金額に関する基準の引き上げ ・ 事業者が事故発生時に確実な賠償を行い、 被害者保護を図る観点から、 加入すべき任意保険等の保険金額を被害者1名につき保険金額5, 000万円以上から無制限に引き上げる。
【 改正により予想される事態】
しかし、改正概要@の所要資金の確保に関する基準の引き上げは、とても厳しいものだと思います。新規許可申請時には決められた基準により新規開業に必要な資金の計算をしますが、今まではその額が例えば1,000万円だったら500万円を用意すればよかったのが、今後は1,000万円全額を用意しないと許可申請すらできなくなるのです。
行き過ぎた規制緩和を見直し、適正な事業者数にすることは概ね賛成です。過当競争になると結果として安全性がおろそかになることが多く見受けられるからです。 規制強化も必要ですが、国土交通省はトラック業界を魅力や夢のある業界にしていくことも求められると思います。 回答者 行政書士 久々宮典義
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