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福岡!企業!元気!のための法律ワンポイント 《令和2年10月号》
RPAの活用

 こんにちは司法書士の池田です。
 昨今のコロナウイルスの影響により、大きく人の雇用が見直されています。その中で、 企業の変革に欠かせないツールとして注目されているRPA。RPAとは「Robotic Process Automation」の略語で、事務作業を担うホワイトワーカーがPCなどを用いて行っている一連の作業を自動化できる「ソフトウェアロボット」のことです。工場で使われているロボットを思い描いてみて下さい。このロボットの事務作業版が、RPAのイメージです。
 RPAを活用すれば、メールに添付されてきた商品情報をまとめたExcelファイルの内容を、基幹システムの商品登録マスタに「コピー&ペースト」して転記する作業や、FAXで届いた発注書の内容を手入力でEDI(電子データ交換)システムに入力する作業などがあります。これらの定型的で反復性の高い業務RPAを活用すると、大きな効果を発揮できます。
 私が携わっている司法書士業務においても、複数回「名前の入力」「住所の入力」等のコピー&ペーストを行う作業があります。また、送付状や受領証、必要書類一覧などの定型文の作成作業においても、その都度作成しており、このRPAを導入することでかなりの作業が効率化できるのではと考えています。
 このコロナウイルス渦の中で、目まぐるしくまわりの環境が激変しましたが、このようなツールの存在に気づくことができ、いい影響もあったのだと少し考えさせられました。

回答者 司法書士 池田 龍太
ロウル司法書士事務所
代表司法書士  池田 龍太
〒812-0016 福岡博多区博多駅南1丁目10番18-205号 シャンブル博多第2
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