【初めに】
皆様、こんにちは。この度、毎月1度の「そこが知りたい!」シリーズに新たに加わることになりました行政書士の和田でございます。取り留めのない内容になってしまうかもしれないですが、ご容赦下さい。まずは、最初ということで「行政書士」という仕事についてお話させていただきます。未だに、「行政書士ってどんな仕事をしているの?」と、お聞きすることがありますので…。
【行政書士とは】
行政書士とは、行政書士法の中で定められた業務の範囲内で、法人(会社)の皆様には主に各種の許可・認可の申請や登録等において、また個人の皆様には、法人の設立や遺言書作成や相続関係、各種契約書、外国人における在留期間の延長等の手続き、車関係の書類の提出等の場面において、その書類の作成や提出、これらに関する代理提出や相談等に関する業務を通じて日々、皆様と関わっております。
【行政書士の具体的な業務】
行政書士の具体的な業務としては、皆様の暮らしの中でのサポートとビジネスに関するサポートです。以下に挙げるものが、代表的な業務です。
○暮らしの中でのサポート業務
・遺言書を作りたい(自筆証書遺言や公正証書遺言等)
・相続手続きをしたい(財産目録等相続関係資料の作成、預貯金払い戻し・名義書換請求、遺産分割協議書の作成)
・任意後見制度の利用(任意後見契約書の作成)
・内容証明郵便を出したい(クーリング・オフ、慰謝料請求、債権譲渡、滞納家賃の請求等)
・自動車の登録、名義変更をしたい(自動車の新規・変更登録申請、車庫証明申請等)
・個人間の契約書・公正証書の作成(示談書・念書・離婚協議書等の作成)
・日本国籍を取得したい(帰化の許可申請等の外国人に関する業務)
○ビジネスに関するサポート業務
・法人(会社等)をつくりたい(株式会社・NPO法人・医療法人等各種法人・一般社団等の設立)
・経営や事業運営における書類作成や手続き(定款変更、議事録作成、融資申込申請等)
・建設業許可、宅建業免許を取得したい(建設業許可・更新申請、経営事項審査申請等)
・産業廃棄物の処理業を始めたい(産業廃棄物・一般廃棄物収集運搬業許可申請等)
・運送業を始めたい、通行許可を取得したい(貨物運送事業許可申請、特殊車両通行許可申請等)
・農地を売りたい、土地活用について相談したい(農地転用許可申請、開発許可申請等)
・留学生が卒業後日本で就職した、外国人を雇用したい(在留資格取得・変更許可申請、就労資格証明申請、資格外活動許可申請等)
・その他の営業許可を取得したい(風俗営業許可・古物商営業許可・旅行業登録・飲食店営業許可申請)
※その他の業務についても取り扱っている事務所もあります。
【行政書士の利用について】
上記のような事柄についてサポートをお願いしたい、と思われたら最寄りの行政書士事務所にご相談下さい。業務報酬等は、個別に事務所によって決められていますのでお気軽にお聞き下さい。業務によっては行政書士では対応できないことがありますので、その場合は他の専門職と連携して進めていくことになります。次回から、行政書士の個々の業務についてふれていこうと思います。
回答者 行政書士 和田 好史
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