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福岡!企業!元気!のための法律ワンポイント 《平成25年4月号》
倉庫業の登録申請について4

【初めに】
 皆様、こんにちは。行政書士の和田でございます。今回は、倉庫業の登録申請に関する申請書類の作成について、概要をお話させていただきます。

【ご用意していただく書類】
 倉庫業の登録申請の申請書類について、ご用意いただく書類を以下のとおり紹介させていただきます。
(下記の書類の順番でファイリングしたような形で、申請します)
1.倉庫業登録申請書(申請書類)
2.倉庫明細書(倉庫の名称や所在地、規模、構造、設備等、倉庫に関するもの全てを網羅した書類)
3.施設設備基準別添付書類チェックリスト(添付書類の目次として)
4.登記簿謄本(土地・建物)
5.建築確認済証・完了検査済証(これがないと建築基準法第7条違反となり、最も重要なもの)
6.その他図面以外の書類(倉庫の種類に応じて、添付する書類が違います)
7.倉庫付近の見取図(市販の地図を用いて明示すれば大丈夫です)
8.倉庫の配置図(縮尺は原則1/300〜1/1,200で、敷地内にある全ての施設と設備を明示します)
9.平面図(縮尺は原則1/50〜1/200で、明瞭なものでないと審査できないので注意)
10.立面図(縮尺は原則1/50〜1/200で、明瞭なものでないと審査できないので注意)
11.断面図(縮尺は原則1/50で、明瞭なものでないと審査できないので注意)
12.矩計図等(倉庫の屋根、軸組み、外壁、荷ずり、床の構造の詳細を記載したもの)
13.建具表等(倉庫に設けられた建具の構造の詳細及び位置を記載したもの)
14.倉庫管理主任者関係書類(倉庫管理主任者の選任は必須で実務経験等を記載)
15.法人登記関係書類・戸籍謄本等
16.宣誓書(申請者や会社の役員全員が欠格事由に該当しない旨の宣誓)
17.倉庫寄託約款(営業を始める30日前までに届出が必要ですが、申請の際に添付すると楽)
(※営業しようとする倉庫の種類によって若干違ってきますが、ほぼ上記の書類は必要となります)

 上記が主な書類の一覧です。作成書類は、A4縦、横書き、左綴じとし、各書類にはインデックスを付します。図面等にかんしてもA4版に折り込んでいただきます。作成部数は、会社控え1部、支局等用が1部、運輸局等用が1部の計、同じものが3部ずつ必要となります。登記簿謄本等の公の書類については、正本は1部、その他は写しで大丈夫です。尚、所管面積が10万uを超える場合は、さらに国土交通大臣用1部が必要となります。
 また、「確認表」を添付する場合は、上記の3と4の間に入れて添付します。「確認表」とは、倉庫の構造・強度などを一表にまとめてあるもので、一級建築士等に申請内容を確認してもらったうえで、申請書類とともに提出します。尚、確認表は各地域の倉庫事業者団体で無償配布しております。(確認表があると審査期間の短縮にもつながります)
 次回は、申請して倉庫業者としての審査にとおり、実際に「倉庫業者」となったら…ということをお話させていただきます。

回答者 行政書士 和田 好史
和田法務事務所
行政書士 和田 好史
福岡市中央区渡辺通り5-15-6縄田ビル1F
TEL092-752-6116 FAX092-752-6116 
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