司法書士のつぶやき

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福岡!企業!元気!のための知っておきたい会社の法律知識 《平成26年11月号》
司法書士業務あれこれ

 みなさん、こんにちは。司法書士の安藤です。
 これまで38回に渡り、主として「会社法」を中心としてメルマガを配信して参りましたが、今後は「会社法」にこだわらず、司法書士として関わる仕事全般について少しずつ紹介していこうと思います。

【司法書士の主な業務とは】
 今更ながらではありますが、まず司法書士の主な業務について紹介いたします。よく、「司法書士って何する人?」って聞かれます。前回までメインで配信してきました「会社法」に関する法人の登記手続きはもちろんのこと、不動産登記(売買・贈与・相続・担保の設定や抹消など)や供託の手続き、裁判所・検察庁・法務局への提出書類の作成を行います。一昔前まではこれでほぼ正解なのでしょうが、現在では、簡易裁判所における訴訟・調停・和解の代理、法律相談、企業法務、成年後見事務、多重債務者救済等多岐にわたる幅広い業務等も通じて、一般市民の方の財産・権利を守ることで、トラブルの事前回避またはトラブル時の法的解決に向けたサポートをしております。
 業務範囲としてはかなり広範囲となるうえ、時代の流れや市民のニーズがどこにあるのかをしっかりと情報収集し、サポートできるよう日々考えながら業務に取り組んでおります。

【弁護士との違い】
 司法書士の業務を見ていくと、特に裁判業務について弁護士と業務が重複するようなところがあります。両者にはどのような違いがあるのでしょうか。
 最も大きな違いは、弁護士は簡易裁判所、地方裁判所、高等裁判所、最高裁判所で扱う民事事件/刑事事件を取り扱うことができるのに対し、司法書士は、簡易裁判所の事件に限定されており、訴額が140万円以下の民事事件のみの取扱いとなります。

 冒頭でも書きましたが、次回以降は司法書士が主に取扱う業務の中から、少しずつ紹介していきますので、今後ともよろしくお願いします。

回答者  司法書士 安藤 功
会社設立・役員変更・増資・組織再編・事業承継等に関する各種登記手続き
安藤功司法書士事務所
司法書士 安藤 功
〒810-0042 福岡市中央区大名2-4-22新日本ビル5階
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