土地家屋調査士の仕事って?

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福岡!企業!元気!土地建物のワンポイント 《平成25年2月号》
住宅ローンと土地家屋調査士

 今月は住宅ローンと土地家屋調査士の業務の関係を説明します。

 土地家屋調査士が業務として関係する住宅ローンは、主に新築の住宅になります。
 新築住宅の流れとして、まず建築士やハウスメーカーによる建築確認申請、それから着工し完成にいたるのですが、この後に土地家屋調査士の業務が発生します。

 土地家屋調査士の業務と少し離れますが、流れとして、
 1.住宅ローンの申込、審査
 2.建築確認申請、着工、完成
 3.金銭消費貸借契約
 4.決済
 と、おおまかな流れはこのようになります。

土地家屋調査士としては3または4の直前に建物表題登記を申請します。
 上記の際に所有者の住所移転も行わないといけません。
 住宅ローンというのは、住宅ローンの借主が自ら住むためのローンであるためです。

 4の決済時には、司法書士による所有権保存登記・抵当権設定が同時に行われます。

 一般の住宅ローンを扱う金融機関は、建物の登記がないと誰の所有する物件かわかりませんので、融資の実行をしません。その登記部分は表題部の登記であって、その仕事が土地家屋調査士の業務にあたります。
 今月は土地家屋調査士業務の関連することについて説明しました。

 以上です。

回答者 土地家屋調査士 福田 憲太郎
福田土地家屋調査士事務所
土地家屋調査士 福田 憲太郎
福岡市対馬小路4-1-101
TEL092-263-5051 FAX092-263-5041
HP: http://www.tochi-con.jp
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