リスク法務実務研究会は、弁護士、税理士、社会保険労務士、司法書士、行政書士、不動産鑑定士、土地家屋調査士、弁理士、ファイナンシャルプランナー、保険代理店等の各種専門家によって構成する任意団体です。

　立会業務から分筆まで

　先月の続きです。 　土地の境界確認に立会は、土地分筆登記を行うための業務です。
　分筆登記手続きにおいて必ず行うための業務です。
　境界を確認し同意・承諾を得るための最重要業務となります。すべての隣接地の境界立会が終わると、境界の杭を設置します。
　現在の登記手続きにおいてすべての境界が確認され、その境界の対し同意・承諾が無い限り、分筆登記はできません。
　境界立会が非常に重要な業務と言えます。この後から、図面・境界写真を含めた境界確認書を作成します。通常２部同じ境界確認書を作成します。
　申請人・隣接地所有者に同意・承諾したことを書面に残して後日の争いがないように１部ずつ保管していただきます。
　道路など官公署が所有・管理する土地以外の隣接地所有者の境界確認書の取り交わしが完了したら最後に官公署の境界確認書を提出し、問題なければそこで境界の確認業務が完了しいよいよ分筆登記ができる状態になります。 　分筆登記ができるまで、かなりの業務がありますね。

　今月は以上です。