土地家屋調査士の仕事って?

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福岡!企業!元気!土地建物のワンポイント 《令和3年4月号》
新しい測量

今月も境界立会について説明したいと思います。

 今月は近年ドローンや、3Dスキャナなどを用いる測量も増えてきていますので、いくつか紹介します。
 最初にドローン測量とはどのように行うかですが、ドローン空を飛ぶだけでなくは写真や動画を撮影できるものとなっています。測量で使用するのは基本的には写真の方ですが、その写真をどのように使用するか説明します。
 ドローンで上空を飛ばし、平行に移動し、真上から複数の写真を撮影します。
 複数撮影した、写真を用いパソコンで解析し写真つなぎます。
 つないだ写真から今度は立体的なデータに変換し、インターネットで言えばグーグルマップを3Dにしたようなデータと一緒のようなデータとなります。写真から立体的図形となるわけです。デメリットとしてドローンは人口集中地区で飛ばすのは危いこともありますのでなかなか難しい作業となります。
 次に3Dスキャナですが、これは写真を撮影するのではなく光により距離、色などを測り、点群のデータとするものです。すべての物体の隅から隅まで点として記録するものですので、数千万点のデータもしくは数億の点となります。これもパソコンにより解析しCADソフトなどに送り図面を作成します。これは今後データとして自動運転などの技術に応用されると考えます。
 最後に、3Dスキャナを簡単に体験することができるものを紹介します。それはIPhone12PROまたはIPADPROに機能が最初から備わっていますのでアプリをインストールすると体験できます。距離があまり遠くのものには対応していないので、家の家具や自家用車程度のものしか使えませんが、非常に新しい体験ができると思います。

 今月は以上です。

回答者 土地家屋調査士 福田 憲太郎
福田土地家屋調査士事務所
土地家屋調査士 福田 憲太郎
福岡市対馬小路4-1-101
TEL092-263-5051 FAX092-263-5041
HP: http://www.tochi-con.jp
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