土地家屋調査士の仕事って?

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福岡!企業!元気!土地建物のワンポイント 《令和6年5月号》
土地の地目

今月は登記されている土地の地目について説明します。
土地には様々な地目があり田、畑、宅地、塩田、鉱泉地、池沼、山林、牧場、原野、墓地、境内地、運河用地、水道用地、用悪水路、ため池、堤、井溝、保安林、公衆用道路、公園、及び雑種地と種類があります。
その中でわかりやすいものを解説します。
田や畑は当然ですが農地です。一般的に耕作されていなくても農地法の許可や届け出がない土地に関しては農地と扱います。
次に宅地ですが、住宅地や商業地など建物が建っている土地は基本的には宅地と扱います。
用悪水路とは主に側溝など雨水排水の流水がある部分の土地に使われます。
堤は堤防のことで河川敷部分に主に使われます。
公衆用道路とは主に公道として扱われている道路を言います。
しかし、個人の住宅の通路である部分は公衆用道路ではなく、宅地と扱われていることが多いです。
雑種地とは駐車場のみである土地などを言います。
以上説明しましたが、時々、建物が建っているのに地目が雑種地や山林、または田畑であることがあります。
地目変更がされていないということです。
不動産の売買に影響があることもありますので注意しましょう。   

 今月は以上です。

回答者 土地家屋調査士 福田 憲太郎
福田土地家屋調査士事務所
土地家屋調査士 福田 憲太郎
福岡市対馬小路4-1-101
TEL092-263-5051 FAX092-263-5041
HP: http://www.tochi-con.jp
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