土地家屋調査士の仕事って?

                     前へ<<               >>次へ
福岡!企業!元気!土地建物のワンポイント 《令和7年5月号》
法務局の地図整備事業とは

 今月は法務局の地図整備事業について説明します。
 地図整備事業とは土地の位置や区画、面積など土地の所有者に変わって、精度の高い地図を作成します。
 基本的に法務局の公図が14条4項の地図に準ずる図面など土地の区画が現地と相違がある地域で行われることが多いです。
 概ね地図に準ずる図面は多くが明治時代から作成されたもので、現在でも使用されています。
 地図整備事業が行われて、精度の高い法14条1項の地図が作成されると、土地の境界が明確になります。
 また、不動産の売却などを行うときにも、役立つ資料となるでしょう。
 地図整備事業は国益となりますので、作業費用は官公署が負担します。
 ただし、実際の境界標を設置する場合は個人負担が必要となることもあります。
 地図整備事業については境界の確認も含まれますので、立会が必要となります。
 地図整備事業による測量が行われ、登記事項の面積と相違がある場合は法務局による職権で登記面積も更正されます。
 

 今月は以上です。

回答者 土地家屋調査士 福田 憲太郎
福田土地家屋調査士事務所
土地家屋調査士 福田 憲太郎
福岡市対馬小路4-1-101
TEL092-263-5051 FAX092-263-5041
HP: http://www.tochi-con.jp
                     前へ<<               >>次へ
土地家屋調査士の仕事って?リストに戻る