土地家屋調査士の仕事って?

                     前へ<<               >>次へ
福岡!企業!元気!土地建物のワンポイント 《令和7年6月号》
不動産を売却する時

 今月は土地家屋調査士から見た不動産の売却時について説明します。
 最近は概ね不動産(土地)を売却する時には測量を行います。
 これは、今後隣地との境界トラブルを未然にするためです。
 また、買い主は境界がない土地を買う場合のリスクを避けるため、面積を特定したいなどの理由があります。
 売主は、境界がはっきりしていない場合、売却後に責任を負う場合があることがあります。
 次に、建物について例えばその建物が増築されていた場合に、登記をしていない時は増築の登記を行って引き渡しをします。
 増築部分も売り渡すという意味で必要となる登記です。
 この場合は銀行融資を受けて買う時に、増築の登記をしていないと融資を受けられないことがあります。
 また、土地上にない建物の登記が残存していることも稀にあります。
 その場合は建物滅失登記を行います。
 それぞれ、土地、建物は売却時に必要なことがあるため、不動産業者や土地家屋調査士に相談しましょう。  

 今月は以上です。

回答者 土地家屋調査士 福田 憲太郎
福田土地家屋調査士事務所
土地家屋調査士 福田 憲太郎
福岡市対馬小路4-1-101
TEL092-263-5051 FAX092-263-5041
HP: http://www.tochi-con.jp
                     前へ<<               >>次へ
土地家屋調査士の仕事って?リストに戻る