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財務会計の散歩みち
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会計の失敗談 |
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こんにちは、今回からは、失敗談ということで、いろいろと振り返りをやってみたいと思います。 「今月末の買掛金残高が、3千万円でした。翌月に買掛の支払いが8千万円でした。」
明らかに「会計の失敗」が生じています。
少し、見方を変えて、 3千万円買った仕入先に8千万円支払う。これは、現実にあり得る話なんです。 もし、その事実が明らかになったときは、それぞれの方が、それぞれの立場で、それが生じた原因を探します。 もし、その中で、その誰かが、その原因を探そうとしなかったら、その会社はどうなるでしょうか。 もし、その事実がわかるタイミングがあまりに遅かったら、その会社はどうなるでしょうか。 その会社は、潰れることはないにしても、少なからず大きな問題となり、会社に関わる方々の誰かと誰かが、もめる話になります。
そのようなもめ事を納める労力を事前に考えること。 普段、会社経営、事業運営、社内関係、普段のお取引は、やはり商売なので、関係を円滑にしたいと皆さま思いますし、そうすべきと思います。 しかし、会社経営は、経営者、従業員、株主、お取引先、お客様、その他関わりのある方々の生活がかかっています。 私も、そのあたりは、経営者の責任とくくるところがあったのですが、本当は、それぞれの立場の方々が、先のことを見ながら、自己研鑽をし、周りの方々と切磋琢磨し、自分を高める努力や大きな間違いを起こさない努力をし続けないといけないのではないかと思うようになってきました。 ただし、表沙汰になったときは、経営者のせいであり、それを起こした人のせいになります。 その原因を考えることをやってみようと思います。 もし、この記事をご覧頂いた方がいらっしゃれば、1ヶ月お互いに考えてみましょう。 回答者 公認会計士 松尾 拓也
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