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財務会計の散歩みち
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経営と会計のつなげ方(その3) |
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【前期】
(1)平均単価2,000円の商品×1万個販売 粗利20%
【今期:問題】
決算書は、すべて金額で表示されます。決算書では、売上や費用などの金額が増加しているかどうか、あるいは売上と費用などの金額のバランスがどうかはわかりますが、これでは経営が見えているとまではいえません。損益計算書であれば、計上されている金額はすべて、単価×数量や期間に分析することができます。その分析を見える形で検討することが、会計と経営を結びつける第1歩といえます。
(1)は売上高ですので単価×数量というのは誰でもわかります。粗利が20%ですので原価率は80%です。
(2)は、売上の増減に比例して発生する費用で「変動費」といいます。売上数量がわかれば費用も計算できます。
(3)は、売上高の増減に関わらす発生する費用で「固定費」といいます。
(4)は、人件費です。人件費は売上高の増減に合わせて調整する部分と固定費的な部分があると思います。問題では、ほぼ固定費という設定にしています。
(5)(6)は、営業活動とは直接関連しない財務活動の損益です。 ![]() 回答者 公認会計士 松尾 拓也
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